2019年10月26日 第46回日本肩関節学会学術集会 ランチョンセミナーで講演いたしました

2019-12-24T17:00:54+09:00

一次修復困難な腱板広範囲断裂に対する棘下筋回転移行術 安里 英樹 医療法人 千樹会 首里 千樹の杜クリニック 腱板広範囲断裂例では一次修復が可能であっても術後高い確率で再断裂が生じる。Patte 等の棘上筋・棘下筋を肩甲骨から遊離させ外側に移動させる方法は修復部での緊張を減らせるが、Warner は棘上筋を1cm、棘下筋を3cm 以上外側に移動させると肩甲骨上神経麻痺が生じると報告している。私たちは一次修復困難な腱板広範囲断裂に対し、修復部に緊張がかからず肩甲上神経麻痺を生じない方法として、棘下筋と棘上筋が肩甲棘外側部で腱性接合部分を温存したまま棘下筋を肩甲骨から剥離し、棘上筋を支点として棘下筋を回転移行する術式を考案した。本術式は、肩甲上神経が肩甲棘付近で湾曲を緩める方向に回転移動するため、神経障害を生じることなく腱板広範囲断裂の一次修復が可能である。偽性麻痺は大結節上面の腱板の断裂が上腕骨頭の前後方向に拡大し force couple が破綻することで生じる。偽性麻痺の改善に肩甲下筋・棘下筋を修復し force coupleを復活させることは大切であるが、偽性麻痺に至る起点とも考えられる大結節上面の腱板機能の修復は上腕骨頭の臼蓋への求心性を高めることとなりさらに重要であると考える。本術式は、断裂した棘下筋を大結節上面に縫着することで主に棘上筋の腱板機能を再建し上腕骨頭の臼蓋への求心性を高めることを目的としている。利点としては、断裂した棘下筋を使って腱板機能再建する事、他の正常の組織を犠牲にしない事、神経・血管の煩雑な処置を必要としない事、特殊な道具を必要としない事があげられる。棘下筋による棘上筋の腱板機能再建効果だけでなく移行させた棘下筋が棘上筋に連結していることで棘上筋の腱延長効果が発生し萎縮した棘上筋の改善も期待できる。偽性麻痺や棘上筋・棘下筋が Goutallier 分類 stage4 を含む一次修復困難な腱板広範囲断裂例の術後長期成績において良好な経過が得られたので報告する。 広報媒体(選択して拡大可能)

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年末年始の診療日程 2019-2020

2019-12-03T13:52:10+09:00

年内の診療は2019年12月30日(月)午前まで行っております。 2019年12月30日(月)午後~2020年1月3日(金)は休診とさせていただきます。 年始は2020年1月4日(土)から診療を開始いたします。 皆様のご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

年末年始の診療日程 2019-20202019-12-03T13:52:10+09:00
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